水戸市三の丸の常陽芸文センターで、大子町の武石絹枝さん(86)の絵画展「わらぼっちの里 武石絹枝展」が開かれている。2月5日まで。
武石さんは、稲刈り後の田んぼに、脱穀した稲わらを積み上げて作る「わらぼっち」を主題に描いて25年。元美術教諭で、旧県立大子二高で勤務していた時、冬になると周辺の田んぼにたくさんのわらぼっちが立ったという。「名前の愛らしさと、寒さの中で家族のように寄り添って立っている姿にひかれました」と武石さん。
展示は、春の芽吹いた山を背景にした第45回日展出品作「春の息吹」など、100号の7点。入場無料。午前10時~午後5時45分。月曜休館。同館電話029・231・6611。