「100かいだてのいえとメディアアートの世界」展 岩井俊雄さんの多彩な表現に迫る(茨城・水戸)
「いわいとしお×岩井俊雄」 photo:Takashi Yashima

 人気絵本作家で、世界的に活躍するメディアアーティストとしての顔も持つ岩井俊雄さんの表現と創作の秘密に迫る展覧会「どっちがどっち? いわいとしお×岩井俊雄 100かいだてのいえとメディアアートの世界」が、水戸市千波町の県近代美術館で開かれている。

 岩井さんは、1962年愛知県生まれ。10歳の頃、母親から「もうおもちゃは買いません」と言われ、ものづくりに目覚めたという岩井さん。筑波大学大学院修士課程芸術研究科を修了し、テレビ番組やゲームソフトの制作、電子楽器開発など多岐に活動。

 娘の子育て経験をきっかけに絵本作家「いわいとしお」としても活動し、2008年刊行の「100かいだてのいえ」は、シリーズ累計発行部数400万部の人気となっている。

 展示では、絵本「100かいだてのいえ」の制作過程を、アイデアスケッチや下絵などを通して詳しく紹介。子ども時代に発明品のアイデアを描きためた「工作ブック」や、教科書やノートに描いたパラパラマンガなども展示して、人物像にも迫る。

 会期は9月19日まで。入場料一般1000円、70歳以上500円、高校・大学生730円、小・中学生370円。月曜と、7月19日は休館(7月18日、9月19日は開館)。同館ホームページで、「日時指定WEB( ウェブ)整理券」(無料)を取得した人が優先的に入場できる。同館☎︎029・243・5111。

 同館ホームページは、こちら

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