違和感や温もりを水墨に アカデミア・プラトニカで青木航太展 4月~(茨城・那珂)
展示作品と青木さん

 画家で、水戸市の美術学校の代表を務める青木航太さん(37)の個展「兎(うさぎ)一羽」がきょう4月1日から、那珂市飯田のギャラリー、アカデミア・プラトニカで開かれる。4月10日まで。展示するのは、個展と同タイトルの水墨作品シリーズ約30点。

 タイトルは、ウサギに「羽」という助数詞が使われる不思議さに、「鳥と獣の境界にいる生き物なのかも」という思いを巡らせて決定した。

 シリーズの制作は、自身の生活の変化から始まった。「私は、私であるだけなのに、先生と呼ばれたり、パパと呼ばれたりするようになった。それに覚える違和感や、温もりも表現したくなった」と青木さん。作品には、ウサギにも鳥にも見える生き物が登場し、「私自身」と青木さん。

 午前11時~午後5時(最終日は同4時まで)。同ギャラリーで同期間に、青木さんの父で、同ギャラリー代表の青木芳昭さんと、弟子の丹羽優太さんの作品展も開かれる。同ギャラリー☎︎029・298・8700。

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