校長先生が夏の挑戦 東海道五十三次徒歩の旅(茨城・常陸大宮市)
リュックを背負い、旅の服装をした齋藤校長。「無事に帰って来られるように頑張ります」

 常陸大宮市立緒川小学校校長の齋藤慶一郎さん(60)が9日、東京・日本橋から京都・三条大橋までの東海道五十三次(約500km)を歩く旅に出発した。
 同校の教諭と児童が共有する今年の組織目標、「チャレンジ~ちょっと無理かなと思うことにも勇気を出して取り組んでみる~」に合わせたチャレンジだ。
 「近頃の夏の異常な暑さと、自分の体力の衰えを考えると、不安しかない。でも、だからこそチャレンジ。無事に帰って来られるように頑張ります」と笑顔だ。
 今回の行程は19日間で、移動などをのぞくと歩くのは17日間。1日の歩行距離は、30km前後を予定。
 東海道を歩くのは3回目。過去2回も、20歳と40歳という節目の年だった。
 準備は、昨年から重ねてきた。月に数回は、自宅を出発して20~40kmを歩いた。体力はついてきたが、問題は暑さ。「心配から、実は家族は大反対です」と齋藤さん。それでも、「帽子より、日傘のほうがいいよ」などとアドバイスをくれているという。
 全校児童86人1人1人に、旅の途中ではがきを出すつもりだ。道中の様子は、同小学校のホームページで毎日報告するという。

 

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