歴史漫画4冊目発行 市どきどきセンター  テーマは古墳(茨城・鹿嶋市)
このほど発行した漫画を持つ大里さん

  子どもたちに地元の歴史に興味を持ってもらおうと、鹿嶋市どきどきセンターはこのほど、市内の北浦付近にある古墳群についてまとめた漫画「宮中野(きゅうちゅうの)古墳群−古墳に眠る権力者たち−」を発行した。

 漫画は、小学生2人が主人公。実在のボランティアグループ「里山の会」や、同センターなどに話を聞きながら、同古墳群について調べていくというストーリー。

 古墳全般や、古墳時代についてもわかりやすく紹介している。「副葬品の変遷」「古墳の造り方」などのコラムも7本掲載した。

 シナリオは、同センターの学芸員で、古墳時代の研究が専門の大里美穂さん(29)を中心にまとめた。大里さんは、「市の歴史を知ることで、自分のふるさとを愛する気持ちにもつながればうれしい」と、話している。

 同センターは、市内の遺跡の調査や、出土した埋蔵文化財の展示などを行っている施設。4年前から、地元の歴史をテーマごとに毎年1冊の漫画にしていて、4冊目。これまでに発行した3冊とも増刷になるなど、好評を得ている。

 今回発行した漫画は、これまでの3冊と同様に、市内の小学6年生に無料配付したほか、市内の書店などで販売。1冊500円。問い合わせは、同センター0299・84・0778へ。

 

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