男体山に登山シーズン 安全願い山開き神事(茨城・大子町)
祝詞を読み上げて、登山の安全を願った

 男体山の山開き神事が2日、大子町西金の登山口近くの弘法堂で開かれ、同町の高梨哲彦町長や地元住民など約30人が参加、一年の登山の安全を祈願した。

 山周辺の環境整備をしている地元の西金保勝会(高村明彦会長)と、同町観光協会(川井正人会長)が開いているもので、39回目。町内にある関戸神社宮司の菊池秀子さんが、同山の四季の魅力を盛り込んだ祝詞を読み上げた。

 同山は標高654メートル。奇岩や怪石がつくりだす山で、多くの登山コースがある。山頂からの眺望は素晴らしく、快晴の日には太平洋や富士山も望める。

 登山客の代表として神事に参加した常陸大宮市の菊池一美さん(80)は、男体山には年に2、3回登っているといい、「初めて登ったのは中学生の頃。登っているときは苦しいけれど、頂上からの見晴らしがいい」と笑顔。

 西金保勝会会長の高村さん(78)は、「春の芽吹きの時期は、日一日と景色が変わる。眺めて、登って楽しんで」とPRした。

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