ウミウ捕獲場公開中  場所は海面から15㍍の断崖(茨城・日立)
鳥屋の説明をする、ウミウ捕獲技術保持者の柴田勝典さん

 日立市十王町伊師のウミウ捕獲場が一般公開中だ。毎年、冬と夏の一定期間に行っている取り組みで、今回の公開は3月31日まで。

 捕獲場は鳥屋(とや)と呼ばれ、海岸に面した断崖に設置されている。水面からの高さは、約15㍍。近づいてきたウミウから身を隠せるつくりになっていて、捕獲者は、専用の道具を使って捕獲する。ウミウを捕獲、供給する国内唯一の施設だ。

 現在、捕獲は行われていないが、公開時間中は捕獲者が常駐していて、捕獲の技術や、捕獲道具の説明などを聞くことができる。

 五霞町から見学に訪れた松本敏浩さん、加代子さん夫婦は、「捕獲場を実際に見たのは初めて。捕獲者の仕事の大変さも理解できた」と話していた。

 入場無料。同市観光物産課☎0294・22・3111。

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